【公立中学2年生】学校の英語教育はどう変わった?意見の伝え方や複雑化する文法など

小学校英語、中1英語に引き続き、今回は公立中学2年生で学ぶ英語学習について解説します。

中2英語では、これまでの自分や身の回りについての説明ができるレベルから、相手の意見や主張を理解した上で、自分の考えを整理して英語で伝える力を養います。

単なる知識だけでなく、自分自身の中にある知識や経験、考えや主張を引き出して答える力が必要です。

そのためには、より複雑な文法を学び、長文を理解する力も備える必要があります。

自分の考えをまとめるための「シンキングツール」を使用する方法も学びますよ。

昔ながらの知識重視の英語教育から、他人を認めながら自分の意見を正確に伝えるコミュニケーション重視のスタイルへの変化を参考にしてください。

 

小学校英語について知りたい方はコチラから→公立小学校の英語学習を学年別に徹底解説!義務教育で学べるレベルやテストの内容も)

中1英語について知りたい方はコチラから→公立中学1年生の英語学習を徹底解説!即興力やプレゼンテーション力を身につける

中2英語は自分の意見を伝える練習と文法や長文問題に挑戦

中学2年生では、押さえるポイントは以下の3つです。

 

  • 自分の考えをまとめながら即興で会話する
  • 文法学習が複雑化する
  • まとまった文章の読み書きができるようになる

 

英検4級レベルの知識の習得を目標に、中学1年生で培った基礎をもとに、幅を広げた表現や複雑な文法学習が行われます。

自分の考えをまとめながら即興で会話する

(引用:NEW HORIZON2

中1で学んだ知識をベースに、質問を正しく投げる練習、また正しく答える練習を行います。

 

  • いつ、どこで、誰が、どうしたなど情報を正確に伝える
  • 自分が求める答えを導き出すための質問の投げ方を考える

 

自分の意見や思いを、相手に正しく伝えられるかどうかも重要なポイントです。

日本人は答えをにごしがちですが、英語では最初にはっきりと「Yes」か「No」を言わないと気持ちが届きません。

日常生活におけるさまざまなトピックの中から、自分の頭で考えながら即興で会話ができるように練習を繰り返します。

会話や表現の幅がどんどん広がっていきますよ。

文法学習が複雑化する

(引用:BLUE SKY


中学2年生では「未来形」「現在完了形」「不定詞」「受動態」などたくさんの文法を学びます。

多くの生徒が英語に対して苦手意識を持ち始めてしまうタイミングでもあります。

学ぶ文法の数が多いだけでなく、複雑で特殊なルールを持ち合わせているため覚えきれないからです。

例えば「不定詞のto」と「前置詞のto」では、後にくる動詞の形が変わります。

 

  • I want to play soccer.
  • I’m looking forward to dancing at the festival.

 

不定詞のルールにとらわれて「to + 動詞の原型」とばかり考えてしまうと、前置詞の「to + 動詞〜ing」に引っかかってしまいます。

上記は中学英語で頻繁に起こる間違いの一つです。

文法を根幹からしっかりと理解する必要があるため、多くのトレーニングが必要になるでしょう。

まとまった文章の読み書きができるようになる

(引用:BLUE SKY

長文問題も日常会話から日本の文化や環境問題など、中学1年生の内容よりも難易度が上がります。

まとまった文章を理解するために、シンキングツールを活用して情報を整理したり、一つひとつの要素を分解して表にまとめたりするワークが行われます。

例として、上の画像の「たい焼きの説明」について見てみましょう。

「たい焼き」の味や形、材料などを細かく分類分けをして伝えたい内容を書き出すことで、思考力や情報を整理する力が身につくのです。

上記のようなツールを使って文章の読み方やポイントを押さえるだけでも、読む力が向上しますよ。

中学2年生で求められるレベルのまとめ

求められるレベル 日常的な話題・関心のあることがら
聞く 話の概要を捉えられる
話す(やりとり) 事実や自分の考え、気持ちなどを整理して相手の質問に答えられる
話す(発表) 事実や自分の考え、気持などを競りして、まとまりのある内容を話せる
読む 簡単な語句や文で書かれた短い文章の概要を捉えられる
書く 事実や自分の考え、気持ちなどを整理してまとまりのある文章が書ける

(引用:【外国語活動・外国語編】小学校学習指導要領(平成29年告示)解説|文部科学省))

同じ日常会話でも、さらに幅や領域を広げた内容を理解できるようになるのが目標です。

例えば好きなスポーツのトピックでは、中1英語ではスポーツ名を答えるだけでOKでしたが、中2ではさらに幅を広げます。

 

  • なぜ好きなのか
  • いつから好きなのか
  • どのような場面で楽しいと思うのか

 

上記のように、自分にしかない経験をもとに自身の言葉で伝えます。

そのために必要な単語や正しい文法を用いて会話する力が求められるのです。

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