「最近バイリンガル育児って聞くけど、なんのこと?」
「パパもママも日本人だから、うちでは2か国語で育児は難しいかも…」
バイリンガル育児とは「子どもが異なる2つの言語に触れる環境で育児をおこなうこと」です。おうち英語とちょっと似ていますね。
「バイリンガル育児」は気になるけど、日本人家庭で親も英語ができないと、ハードルが高く聞こえませんか?
実は、日本人家庭でも、親の語学力に関係なく手軽に始められます!なぜなら、おうち英語を継続的におこなっていくことで、バイリンガル育児にもつながるからです。
実際に、日本人家庭でも子育てに英語を取り入れて成功したご家庭もあります。
この記事では、次の3つを解説します。
- バイリンガル育児のメリット
- バイリンガル育児のポイント
- おうちでできる取り組み方
この記事を読めば、忙しいママでも無理なくバイリンガル育児の第一歩を踏み出せますよ!子どもの英語力と可能性を広げる方法を、一緒に見つけてみませんか?
目次
バイリンガル育児の5つのメリット
バイリンガル育児のメリットとして、次の5つを紹介します。
- 幼少期から取り組むことで、比較的かんたんに言語習得ができる
- 英語が得意になる
- 将来の選択肢が増える
- 異なる文化に触れることで多様性を尊重できる
- 親子で一緒に成長できる時間になる
バイリンガル育児の良さを確認していきましょう。
幼少期から取り組むことで、比較的かんたんに言語習得ができる
2か国語の習得を目指すうえで、バイリンガル育児は効果的です。
幼児は生まれた時から言語を学ぶ能力を持っており、特に生後1年以内は多様な音を聞き分けられると言われています。
さらに、幼児期は模倣力が高く、親や周囲の言葉を自然にまねることで楽しみながら言語を習得していきます。
この柔軟な時期にバイリンガル環境を整えることで、無理なく2つの言語に触れられます。
英語が得意になる
幼児期から英語に触れながら生活することで、英語を特別なものではなく日常生活の一部にできます。
「難しい」「むりやりやらされている」と感じてしまうと苦手意識が芽生ることも。
しかし、生活の一部にしてしまうことでこのような苦手意識が芽生える前に、英語に親しみをもてます。
遊びや日常生活に自然に英語を取り入れることで抵抗をなくし、楽しく取り組めますよ。
将来の選択肢が増える
バイリンガル育児を継続して2か国語を習得することで、将来の選択肢が増えるのも大きなメリットです。 英語ができるだけで、進学や就職の選択肢が大きく広がります。
さらにコミュニケーションツールとして活用することで、日本語と英語の両方で幅広い情報へのアクセス・活用が可能です。
その結果、視野が広がり、子ども自身の可能性も大きく伸ばしてくれます。
異なる文化に触れることで視野を広げ、多様性を尊重できる
幼少期から言語だけでなく、異なる文化に触れることで早い時期から多様性を自然に受け入れられます。
とくに日本は単民族国家なので、「みんな同じ言語を使う」「見た目も価値観も似ている」という特徴があり、異文化や価値観に触れる機会がほとんどありません。
バイリンガル育児で英語の絵本や歌などに触れることで、早くから多様性を肌で感じられます。
親子で触れ合い、一緒に成長できる時間になる
バイリンガル育児は、言語の習得だけでなく親子の触れ合いの時間を深めるきっかけにも。
一緒に英語の歌を歌ったり、絵本の読み聞かせをおこなうことで英語の習得を目指しながら親子で触れ合う時間を確保できます。
また、親が英語を話せなくても、英語を使って子どもと触れ合うことで親の英語力アップにも繋がります。
【日本人ママでも大丈夫】バイリンガル育児で後悔しないためのポイント4選
バイリンガル育児を充実させるために、後悔しないためのポイントを4つ紹介します。
- バイリンガル育児のゴールを決める
- 継続できる環境を整える
- 他の家庭と比べない
- 日本語もしっかり学ぶ
どれも少しの意識と行動で変わりますよ。
バイリンガル育児のゴールを決める
まずはゴールを決めましょう!「バイリンガル」と聞くと、「2か国語を完璧に話せないとダメだ!」と思っていませんか?
実は、バイリンガルのゴールは1つではありません。例えば、「聞いて理解できるけど、話すのは難しい」状態を受容型バイリンガルと表現します。
全ての人が「2か国語で読み書きができて、聞くのも話すのも完璧!」を目指す必要はありません。
ご家庭で、「英語を使って何をしたいか」を明確にしてバイリンガル育児でどこを目指すのかをあらかじめ決めておきましょう。
継続できる環境を整える
言語の獲得に重要なのは継続です。これが意外に難しく、途中で挫折してしまうご家庭も。絵本や音楽、おもちゃなど、子どもの年齢や興味に合わせておうちの中の環境を整えましょう。
ご家庭での英語学習の環境を整えるアイディアは関連記事「意外と簡単!お家で英語環境の作り方5選〜初級編~」で紹介しています。
気になる方はぜひチェックしてみてください!
他の家庭と比べない
他の家庭と比べてしまうと焦りが生まれ、モチベーションの低下にもつながります。ご家庭ごとに取り組み方もゴールも異なるため、他の誰かと比較する必要はありません。
わが子の様子をよく観察して、ママも一緒に楽しく学ぶ環境を整えて継続していきましょう。
日本語もしっかり学ぶ
バイリンガル育児に取り組む上では「日本語が中途半端」になってしまう状況は避けなければなりません。
日本に住んでいる限り、いくら家庭内を英語で統一していても、一歩外に出れば嫌でも日本語に触れられます。
「おうちでは英語、外では日本語」と割り切って、どちらの言語にも積極的に取り組めるよう、ママの意識を整理しておきましょう。
【年齢別】おうちでできる!バイリンガル育児の取り組み方
具体的なバイリンガル育児の取り組み方を年齢別に見てみましょう。
- 【0歳~2歳】かけ流し中心にインプット重視
- 【3~6歳】インプットの質も意識しながらアウトプットも始める
子どもの年齢に合わせて取り入れてみてください。
【0歳~2歳】かけ流し中心にインプット重視
この時期は言葉のインプットが中心です。日本語、英語の両方でたくさんの言葉を赤ちゃんに与えましょう。
ママが英語に自信がなくても大丈夫!
CDやYoutubeを使った音声のかけ流しや、CD付き絵本などを親子で楽しむ時間にしちゃいましょう!
かけ流しにおすすめのyoutube動画は、関連記事「英語かけ流しは意味ない?押さえたいポイントとおすすめ動画をチェック!」で紹介しています。
発語を求めずに、「英語を日常に取り入れる」気持ちで取り組むのがおすすめです!
【3~6歳】インプットの質も意識しながらアウトプットも始める
3歳ごろになると少しずつ発語が出てくるので、少しずつアウトプットの環境も整えましょう。
無理強いするのではなく、子どもが自分から「やりたい!」と思える環境づくりがポイントです。
- あいさつなどの簡単な日常の表現を英語で言う
- 英語の歌やダンスなどを一緒に真似てみる
- オンラインやオフラインでの英語イベントに参加する
- 国際交流ができるコミュニティに参加する
情報を集めて、ご家庭に合ったやり方を探してみてくださいね。
【まとめ】今日から始める!バイリンガル育児の第一歩
バイリンガル育児では、できることから少しずつ取り組むことが成功のカギです。まずは、日常の中に英語を取り入れることから始めてみましょう。
バイリンガル育児を継続するうちに、「アウトプットがうまくいかない…」「音楽じゃなくてリアルな英語を聞かせてあげたい…」と悩む時期が来るかもしれません。
そんな時は、同じようにバイリンガル育児に取り組む家庭や外国人ファミリーとつながるのがおすすめです。
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