「英語をただかけ流してるだけで本当に効果あるの?」
「英語のかけ流しって本当は意味がないんじゃない?」
英語のかけ流しは、ご家庭で取り入れやすい取り組みのひとつですが、効果については疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。子どもはただ音楽を聞き流しているだけなので、目に見える効果がなくて、不安なママも多いですよね。
英語のかけ流しには、英語を学ぶベースとなるさまざまな効果が実証されています。
今回は、英語のかけ流しの中でも疑問をいだきやすい以下のポイントについて解説します。
・英語のかけ流しの具体的な効果
・英語のかけ流しをより効果的にする方法
幼い子どもでも興味を持ちやすいおすすめの動画もご紹介します。英語学習の第一歩として、かけ流しを最大限に活用するヒントを見つけましょう。
目次
英語のかけ流しが「意味ない」と言われる3つ理由
英語のかけ流しは効果的な学習法として注目されている一方で、「意味がない」と感じている人もいます。理由はおもに以下の3つです。
- 英語を聞くだけで、話す練習をしていないから
かけ流しはリスニング力を鍛えるには有効ですが、アウトプット(話す練習)が不足しがち。そのため、英語を「聞ける」ようになっても「話せる」ようにはならないと感じる人が多いようです。
- 子どもが集中して聞いていないから
英語をかけ流しても子どもが注意して聞いてくれず、まるでBGMの状態に。この状況を目の当たりにしたママは、「これって意味ないんじゃないの?」とモヤモヤしてしまうようです。
- 成果がすぐに見えないか
そもそも、英語のかけ流しは長期的な取り組みが必要で、短期間では目に見える成果が出にくいものです。そのため、すぐに効果を実感できず「意味がない」感じ、やめてしまうことがあります。
これらの理由から、かけ流しだけでは不十分と感じる人もいます。しかし、適切な方法で継続すれば、大量のインプットで英語耳と語学学習の基礎を育てられる、幼児期には欠かせないとても大切な取り組みです。
以下紹介する「かけ流しをより効果的にする方法」を参考にしてみてください。
2.英語のかけ流しから期待できる3つの効果
意味がないと思われがちな英語のかけ流しにも、期待できる効果はさまざまあります。
2.言語習得のベースが作られる
3.語彙力が増える
かけ流しの効果を知れば、それに合わせて環境を整えられますよ!
1.リスニング力がアップする
英語のかけ流しは、自然にリスニング力を高める効果があります。
とくに幼少期は音を吸収する能力が高いため、英語耳を育てる絶好のチャンス!この時期に英語の音をたくさん聞かせることで、英語特有の発音やリズム、イントネーションなどに慣れることができます。
英語の「音」に対する抵抗感もなくなり、実際に外国人と話すときも堂々と会話ができるようになるでしょう。
2.言語習得のベースが作られる
英語のかけ流しは、言語習得の基礎をつくる重要な役割を果たしています。
幼児期は、脳が言語を吸収しやすい「臨界期」です。この時期は、日本語も英語も何でもスポンジのように言葉をそのまま吸収します。
幼児期にかけ流しを続けることによって、英語を自然な形で聞き取り、文法や語順にも慣れ、スピーキングやライティングの学習がスムーズになります。
3.語彙力が増える
英語のかけ流しは、子どもの語彙力を増やします。
例えば、日常会話で使われる単語やフレーズが多く含まれている音源を選んでくり返し聞くと、日々の何気ない会話も自然と聞き取れるようになるでしょう。
耳から入る情報を記憶しやすい幼児期は、英語のかけ流しで語彙力をグンとのばす効果が期待できるのです。
英語のかけ流しをより効果的にする方法3選
英語のかけ流しをより効果的にするには、以下の3つを試してみてください。
・かけ流しに適した教材を選ぶ
・かけ流しの時間や頻度を変える
ご家庭で取り入れられそうなところから、試してみてください。
1.年齢にあった音源を選ぶ
英語のかけ流しを効果的にするには、子どもの年齢や発達段階に合った音源を選ぶことが重要です。適切な音源を選ぶことで、子どもが英語に興味を持ち、自然と耳を傾けるようになります。
- 0~2歳
・シンプルな歌やリズムで繰り返すの表現が多い
・ナーサリーライム(例:Twinkle Twinkle Little Star)
・赤ちゃん向けの手遊び歌(例:Ram Sam Sam)
- 3~6歳
・ストーリー性のある絵本の朗読音声(例: Oxford Reading Tree)
・アニメの音声(例: Peppa Pig)
子どもの年齢や興味に合った音源を選べば、かけ流しのさらなる効果が期待できますので、ぜひやってみてくださいね。
2.かけ流しに適した教材を選ぶ
かけ流しに適した教材を選ぶことで、子どもが英語をより効率的に吸収できます。教材にはそれぞれ特徴があるため、目的や子どものレベルに合ったものを選ぶことが重要です。
- 歌やリズムを重視
・リスニング力アップ
・楽しい音楽とともに英語のリズムを学べる
例:Wii Sing・Super Simple Songsなど
- 絵本の朗読音声
・語彙力や文法感覚がアップ
・ストーリーを通じて単語や表現が自然に学べる
例:ORT・CTPなど
- アニメ音声
・日常会話のフレーズを学ぶのに最適
・ネイティブスピードでよりリアリティのある会話が学べる
例:Disney+・Peppa Pigなど
子どもが楽しく英語に触れられる教材を選んでみましょう。
3.かけ流しの時間や頻度を変える
かけ流しの効果を高めるには、時間や頻度を工夫してみましょう。長時間流しっぱなしにするよりも、短時間でも毎日続けるほうが効果的です。
子どもが集中できる時間帯や状況を選ぶことで、より多くの英語を吸収できます。
- 時間帯の工夫
朝の準備中や食事中、寝る前など、子どもがリラックスしている時間に流すと、子どもも自然と音に集中してくれます。
- 頻度の工夫
1日90分を目安に、複数回に分けて流すと飽きずに聞いてくれます。
- 環境の工夫
家事中にBGMとして流したり、ドライブ中に英語の音源をかけるなど、日常生活に取り入れると良いでしょう。
日常生活の中で、子どもが無理なく自然に英語を聞ける環境を作ってみましょう。
英語のかけ流しにおすすめのYouTube動画2選
幼児向けの英語学習動画は多くありますが、その中でもかけ流しにおすすめのチャンネルを2つ紹介します。
1.Super Simple Songs
0歳〜2歳のかけ流しにおすすめです。
オリジナルソングやマザーグースなどが豊富に揃っています。優しい歌声や音楽も魅力の一つです。
マザーグースについて詳しく知りたい人は、関連記事「子どもの英語教育に最適!おすすめのマザーグースと家庭で取り入れるメリットを紹介」もチェックしてみてください!
2.Disney Jr. Music
3歳以上のかけ流しにおすすめです。
明るく賑やかな音楽も多いので、気持ちもあがりますよ。歌詞とアニメーションがリンクしているものも多いので、映像を見ながら楽しむとより言葉の意味が理解しやすくなります。
【意味ないはウソ】かけ流しで子どもが英語に触れるきっかけを作ろう!
英語のかけ流しは大量のインプットがメインの役割です。「アウトプットできないから意味がない!」という思い込みは、一旦捨ててくださいね。
言語を吸収する能力が非常に高い幼児期に、たくさんの英語のシャワーを浴びせて、将来の英語学習の基礎を作りましょう。
短時間でも「毎日コツコツ」が鍵です。
ただし、取り組めない日があってもプレッシャーにしないことも大切です。そんな日は、「明日やればいい!」と切り替えて、ママ自身のハードルも下げながら続けてみてくださいね。
CDやYouTubeの音源だけでなく、実際に外国人と触れ合って生の英語を聞かせてあげるのもおすすめです。
「でも、外国人の知り合いなんていないし、どうやって探したらいいの?」
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