フィンガーペインティングというものをご存知ですか?
名前の通り、指でお絵描きすることです。また、その遊びを通して、ストレスが発散でき、天才児が育つともいわれています。
フィンガーペインティングのやり方や効果を知って、あなたもお家でフィンガーペインティングを体験してみませんか?
目次
フィンガーペインティングとは?
自分の手や指を直接道具として使って絵を描くことをフィンガーペインティングといいます。
絵の上手下手などの仕上がり具合は関係なく、絵を描く行為自体を造形遊びとして楽しみます。指や手で塗ったりこすりつけたりして自由に感触を楽しめばよいのです。
より子どもの感性を刺激することができ、心の開放へとつながるといわれています。
フィンガーペインティングの効果
フィンガーペインティングは天才児教育にも積極的に取り入れられているぐらい、子どもにとってたくさんの利点があります。
1.絵を描く感覚を育む
たくさんの色を使う絵の具は、子どもたちが大好きな素材のひとつです。また、筆を使って描くより、指で直接描く方が単純に楽しむことができます。
黄色と青が混ざると緑色になるなど、材料の特徴や特性に気づいたり、美的感性も育ちます。
2.想像力を培う
直接手や指を使うことで五感が刺激され、のびのび自由に描く想像力が養われます。
絵の具の感触や、色が混ざり合っていくおもしろさを感じ、それぞれの子どもの発想や想像力を発揮し、一緒に絵を描く楽しさを共有する喜びを得ることは重要です。
3.欲求不満解消
普段「汚しちゃダメ」と怒られている行為を思い切りやってもいいと言われると、押さえつけられた欲求不満が解消できるため、気持ちがスッキリして安定します。たまっていたストレスが発散でき、心の中のプレッシャーを開放させ、柔軟に自己表現できるようになります。
おうちでできるフィンガーペインティング
フィンガーペインティングは、保育園などで取り入れられているところもあるかもしれませんが、おうちでも簡単に楽しむことができます。
準備するもの
- ブルーシート(下に敷く新聞紙やビニールシートなど)
- 紙皿または紙コップ(絵の具を入れる器として使います。)
- 絵の具(水性)
- 水のり(洗濯のり)
- 紙(画用紙または模造紙も描きやすいそうです。)
- 汚れてもいい服・エプロン・ぞうきん(汚れ対策に)
すべて100円ショップに売っているものです。
※高価ですがフィンガーペインティング用の絵の具もあります。
絵の具の作り方
紙皿に絵の具1 : 水のり10の割合で絵の具を作ります。
小麦粉の場合は小麦粉1 : 水4の割合でとろみが付くまでお鍋で煮ます。そのまま冷まして冷めたら絵の具と混ぜます。
小麦粉アレルギーがある場合は使わないようにしましょう。
絵を描いてみよう!
準備ができたら絵を描いてみましょう。
絵の具は紙コップや紙皿などに入れておきます。
はじめは絵の具そのものの感触を楽しんでみます。泥遊びのような感覚です。
もしかすると泥遊びに慣れていない子は、なかなか絵の具に触れられないようなことがあるかもしれません。そういう場合は割り箸や軍手を使って触ってみるなどの工夫が必要です。
描き方の決まりは特にありません。砂に絵を書く要領で絵の具を紙に滑らせるだけです。
基本的には子どものやりたいように自由にやらせるのが一番。
指や手に絵の具をつけて描いたり、絵の具を紙の上に直接のせて色を広げたり。
筆で描くのとは違い、子どもの自由な発想で描くことができます。
手の平を使えば手形ができて、子どもの成長の記録にもなります。
絵の具の手触りを楽しんだ後は、色を混ぜたり、紙に指でスタンプを押したり、手形を作ったり…と思い思いに楽しませてあげましょう。
年齢によっては写し取りをしたり、しおりの作成をしたりとさらに発展した活動に取り組むこともできます。
注意点
- 汚れてもよい服装でやる。
- 子どもに絵の具をつけたままブルーシートなどの敷物から出ないことを約束する。
- 小麦粉を使用する場合、アレルギーの子どもに気をつけましょう。
- 1・2歳児の場合は、絵の具を口に入れないように注意しましょう。
- 子どもたちが自分で色の楽しさに気づく機会を奪わないために、保育者が誘導しすぎないように気をつけてください。汚れることを注意しない。子どもの行為や絵に口出ししない。
絵本を使った導入
いきなり絵の具を渡してフィンガーペインティングを始めるより、事前に絵本などを使って導入すると効果的です。色に関する絵本はたくさんあるので、色が混ざるおもしろさを伝えてあげると良いでしょう。
中でもレオ・レオーニさんの絵本はとても楽しく色が学習できます。
あおくんときいろちゃん
じぶんだけのいろ
まとめ
フィンガーペインティングでは、筆で描くものとは違って「触覚」を存分に刺激することができます。
家にあるもので簡単に始められるフィンガーペインティング。
楽しみながら知育にもなり、たくさんの気づきと笑顔が生まれます。
できあがったら、みんなで鑑賞し合ってみましょう。
協力して作品を作ることもできます。
また、画用紙でこいのぼりやスイカ、雪だるまなどを作っておき、仕上げにフィンガーペインティングで飾り付けをしても面白いですね。
子どもにとっても大人にとっても心の開放につながる行為ですので、ぜひ親子でチャレンジしてみてください。
また、おうちでフィンガーペインティングをやるには準備が大変という方に朗報です。
大阪で体験できるイベントがあります。ぜひ参加してみてください。
▶️英語ファミリー主催の英語でアート!フィンガーペインティング
https://www.eigofamily.com/archives/1971
雨の日や、いつもの公園遊びでマンネリ化した子どもとの遊びなどに、新しく加えて楽しんでみてはいかがですか?
子どもの感性も刺激され、思い出作りもできる素晴らしい遊びです。ぜひ取り組んでみてください。
参考サイト:
https://chiik.jp/articles/EFSRo
https://mamapress.jp/magazine/finger-painting/
http://tomomimasuda.com/finger-painting/
https://j-depo.com/hoiku/news/finger-painting.html