日本人の抜けない鎖国マインド

日本人は「グローバル化」という言葉が好きなのか、よくキャッチコピーとして目にしますが、その言葉の本質を理解している人が少ないように思います。

 

 

政府は、英語教育を小学校から教科化すれば、グローバル化に立ち向かう準備ができると勘違いしている気もする。

 

 

グローバル化って英語だけの問題じゃないはず。

 

 

日本人がこれほどまでに英語が苦手なのは、日本人の独特な考え方が原因だと思う。

 

 

鎖国マインド

 

 

日本人って、「日本人」以外を全員「外国人」というグループ化して個人を認識しようとしない傾向がある。

 

 

極端な言い方をすると、「同じ人間」として見ていない気がする。

 

 

 

たまたま違う国で生まれた「人間」なのに、「外国人」というだけで、自分とは別世界で生きるものとして距離を置いている気がするし、

 

 

「日本人」と「外国人」の間には大きな大きな目に見えない壁を作っていると思う。

 

 

 

日本人の多くは日本以外の国の人と心と心を通わせた事が無いからそんな感覚になってしまうのか?

 

 

「外国人」という呼び名を捨てて、相手の名前で呼んでみようと思ったことはありますか?

 

 

 

 

 

 

 

私の英語子育てセミナーで、

 

「外国人と最後に英語で話したのはいつですか?」

 

という質問を英語子育て中ママに聞くのですが、

 

 

「数年前」や「覚えていない」という回答が多い中、

「先週、話しました」というママもいた。

 

 

「どういう状況で話したのですか?」

 

 

と聞くと、子供の英語スクールの送り迎えで、先生に”ハロー”と言いました。

 

 

これって”話した”には入らない、、、挨拶を交わしただけ、、、会話ではない

 

 

実際に外国人と”会話”して、心と心を通わせたことがある人って、日本中にいったいどのくらいいるのだろう。

 

 

ほとんどの日本人って、英語スクール、オンラインレッスン、英語イベントなど“設けられた場所”でしか英語を使ったことがないんじゃないかな?

 

 

 

外国人と会話するのに、英語が流暢に話せる必要はない。

 

 

カタコトだって、単語を並べてジェスチャーを使えば、意思の疎通はできるし、楽しい!

 

 

私の旦那さんはアメリカ人だけど、日本語はペラペラで、日本企業で働いて10年以上。

 

 

それなのに、息子の幼稚園の親子イベントでは、いつも孤立している。

 

 

 

誰も「外国人」に近づいてこない。

 

他の保護者が距離を置いているのが分かる。

 

 

 

 

興味津々ではあるかもしれないけど、普通に話しかけてくる大人は、皆無。

 

かわいそうな旦那さん、、、泣

 

 

 

 

 

相手を自分とは違う「外国人」ではなく、「同じ人間」として認識できないのかな?

 

 

もし、この「鎖国マインド」を払拭できれば、外国人に自然に話せるようになると思う。

別に言語が日本語だって英語だって何でもいい。

 

 

日本人の英語力より、そのマインドから変えていかないと、英語が話せるようになっても、真のグローバルな人間とは呼べないと思う。

 

私が主宰しているGlobal MOM to MOMには、外国人ファミリーと日本人ファミリーが国籍や言語の壁を気にすることなく交流できる空間がある。

 

興味がある方は、サイトをみてくださいね。