日本にいて日本人家庭に育ちながら、子どもをバイリンガルにするにはどうしたらよいのでしょうか。
良い先生につくこと、毎日英会話スクールに通うこと、海外留学すること、そういったことは費用も労力もかかり、誰もが簡単にできるわけではありません。
まずできることから始めてみてはいかがでしょうか。大切なのは、家庭でも英語環境を作ることです。
親が英語を話せなくても、できることはたくさんあります。
今日からできる英語環境の整える6つの方法をお教えします。
関連記事:意外と簡単!お家で英語環境の作り方 5選〜初級編~
目次
1. テレビは英語で見る
これは、親にとっては手軽な方法でしょう。
最近やケーブルテレビやインターネットで、海外の番組を簡単に見ることができます。
子どもが興味を持ちそうな番組を探してあげてください。
気をつけてほしいことがあります。親が英語を理解できないと、子どもに見せたくないような質の悪い番組を判別できずに、知らずに見せてしまう可能性があるということです。
評判のいい子ども向け番組をチェックして、選定した上で見せてあげましょう。
また、英語の勉強になるからと言って無制限に見せてしまってはしつけも成り立たなくなってしまうので気をつけてください。
私の友人で、テレビを見る時には英語の番組だけと、徹底して子育てしているママがいます。
お子さんは、お友達とテレビの話になった時になぜ話題が合わないのか不思議に思ったそうです。
英語はテレビの言語だと思っていて、小学校に入ってそうではないと気づいたとのことでした。
そこまで徹底するのはなかなか難しいですが、好きな番組であれば子どもは繰り返し視聴したがるので、英語表現の習得に効果大です。
2. バックグラウンドミュージックは英語の童謡
英語の童謡はポップで楽しいものも多く、家で普段から流していれば、子どもたちも自然と口ずさむようになるでしょう。
意味などわからなくても、子どもは音でおぼえることができます。
実際に会話を習い始めるようになった時に、「聞いたことのある音や言葉が出て来る」と思うと、英語学習にもスムーズに入っていくことができるでしょう。
ママも一緒に口ずさみながら、大好きな英語の歌を増やしていってください。
3. フォニックスやライミングに親しむ
フォニックスとは、アルファベットをリズミカルに唱えながら、そのアルファベットを使う単語と一緒に発音を繰り返し、発音の仕方を自然としみこませていく手法です。
欧米では、公立の学校でも取り入れられている一般的なものです。
身振り手振りを加えたり、子どもが好きそうな単語を使って、楽しくできるように工夫されています。できるのであればCDやDVDなど活用して、1日1回以上やっていると、正しい発音のきまりが身に付きます。
ライミングとは韻を踏むことで、英語の詩や絵本などによく出てきます。
リズムがよくておぼえやすいので、お気に入りの絵本などを使って暗記するくらい読みこむと、英語のリズムが身に付きます。
4. おもちゃを英語モードに
アルファベットの形の世界地図のパズルや、ボタンを押すと英語を話すぬいぐるみなど、おもちゃで遊びの中に英語を取り入れることができます。
年齢にあった海外で人気のおもちゃなどを検索してみるといいでしょう。
教育・知育玩具なども種類が豊富ですので、ぜひお子様が気に入りそうなものを探してみてください。
5. インターナショナルなイベントに参加する
日本国内であっても、色々な国の方が集まるイベントは多くあります。
大使館主催のイベントだったり、国際イベントと名のつくものはチェックして、積極的に参加してみてはいかがでしょうか。
英語ファミリーでは、定期的に大規模ピクニック、季節のお祭り(ハロウィン、クリスマス、イースター)を開催しています。
外国人も参加する、国際色豊かなイベントです。英語ファミリーのイベント情報はこちら
インターナショナルスクールの文化祭などは、ほとんどの場合誰でも参加でき、子どもが楽しめる内容になっているので、おすすめです。日本人以外の人がたくさんいるという雰囲気に慣れることも大切です。
6. 英語圏から来ている海外の人とお友達になる
海外から駐在などで日本に在住していて、日本語をほとんど話せない方たちと親しくなることです。
これは、とても効果的です。
子ども同士が仲良くなって頻繁に遊ぶようになれば、親も知らないうちに子ども同士で日本語も英語も使いながら交流しているでしょう。
親が英語を話せないと、なかなか家族ぐるみで親しくなるのは難しいかもしれませんが、駐在で来ている方たちは、日本語もあまり話せず不安を感じながら生活しているかもしれません。
あまり英語が話せないことなど気にせずに、笑顔で話しかけてみてはいかがですか?
まとめ
いかがでしたか?探してみればできることはたくさんあります。
大切なのは、少しずつでも続けていくことです。
家庭での英語教育を一過性のブームとして終わらせてしまうのではなく、小さなことでも継続していくことができれば、いつか芽が出る時が来ます。
無理をするのではなく、できることからぜひお子さんと一緒に始めてみてはいかがでしょうか。