みなさんは“カルチャーショック”を受けた経験はありますか?
海外旅行や、海外での生活をしてみると、普段の生活とかけ離れた習慣や文化に戸惑うことも出てきます。
これは外国の方からみても同じで、日本で生活していると気付かない、日本人ならではの文化やマナー、習慣もたくさんあります。
そこで、今回は外国人からみて驚く日本の不思議な習慣・文化・マナーを紹介したいと思います!どんなものがあるのか、興味のある方はぜひご覧ください。
目次
外国人が驚く日本の習慣①「お客さまは神様」並みの接客
出典:https://www.mag2.com
訪日外国人の多くが驚くのが日本の接客レベル。日本では、接客中に飲食するのは言語道断ですし、お客様にとにかく丁寧に対応してくれますよね。
一方、海外に行くとガムを噛みながら接客されたり、お客さんがいない間には食事をとっていたり、と割とのんびりと接客されることが多くあります。
日本の接客に慣れてしまうと海外の店員さんに対して「ひどい接客…!」と思いがちですが、海外では当たりまえのこと。
私たち日本人が外に出る時には意識しておいたほうがカルチャーショックは少なくてすむでしょう。
外国人が驚く日本の習慣② あいまいな言語表現
私たち日本人は「行間をよむ」ことや「省略された言葉を補完して読み取る」ことでコミュニケーションを成立させがちです。
一方、欧米では伝えたいことを明確に、コミュニケーションを図る文化があります。
こういった言語文化は優劣つけられるものではありません。しかし、外国人からすると「日本人は表現があいまいで困る」場面が多いようです。
主語を省略する、文章に全ての情報を織り込まない、というのは日本語の大きな特徴です。
また、日本人がよく使う”大丈夫”という言葉も、文脈によっていろんな意味に捉えることができますよね。
「大丈夫だよ!」の一言で拒絶にも、許容の意味にもなります。こういった表現は外国人からすると捉えづらく、コミュニケーションを難しくさせてしまうことがあるようです。
外国の方とやりとりをするときには、特に意図が伝わっているか?を考えながら配慮あるコミュニケーションをしたいですね!
外国人が驚く日本の習慣③ すぐ謝る日本人
「日本人はなんでそんなにすぐ謝るの?」「謝りすぎ」とアメリカ人の知人に言われたことがあります。人の前を通り過ぎるときに会釈をしたり、「すみません」と声をかけたりするのは私たち日本人にとっては当たり前。あらゆる場面で「すみません」と謝る姿は外国人にとってかなり違和感があるようです。
アメリカ人の知人にとっては「謝罪」=「自分の罪を認める、弱みをみせる」という認識があるようで、必要な場面(本当に自分が悪いと相手に伝えたいとき)にしか謝る必要はない、と思っているよう。そういわれてみると筆者自身も別に自分が悪くない場面でも「すみません」と自然に発していることが多いなと感じます。
周りからの目を気にしたり、協調性を重んじる国民性ゆえでしょうか。海外に出るときには、必要以上に謝らないよう意識するくらいでちょうどいいかもしれませんね。
外国人が驚く日本の習慣④ 当たり前に電車で居眠りをする日本人
出典:http://blog.livedoor.jp
日本では、通勤・通学の電車で居眠りをする人も多いですよね。
欧米ではスリや窃盗の被害も多く電車の中では荷物を常に監視し守る必要があるので、電車内で居眠りなんてしていられないそうです。
もちろん、日本もそういった事件は0ではありませんが、やはり世界的に見るとかなり少なく、安心して車内で過ごすことができます。
海外旅行をする時には旅行会社の方や現地の方に「スリには気を付けて!!」と口酸っぱく言われます。
日頃から治安のよい日本で生活をしている私たちは荷物に対しての意識が薄く、スリの被害にあいやすいので注意が必要です…!
筆者の友人でも、スリ被害者は多くいます。みなさん、気を付けましょうね。
外国人が驚く日本の習慣⑤ 世界では珍しい印鑑文化
日本では印鑑(はんこ)を使う機会がとても多いです。
韓国や台湾など一部のアジア諸国では日本同様に印鑑の文化がありますが、欧米ではほとんどありません。契約書などは基本的にサインで済ませます。
日本ではものを購入する際、通帳を作る際、書類を提出する際。
とにかくいろんな場面で印鑑が必要になるので、「署名したのにさらに印鑑が必要なの?!」と驚く外国人の方も多いようです。
外国人が驚く日本の習慣⑥ 日本人の生食文化
出典:https://maico.maihada.jp
皆さんは白米に生卵をのっけて食べるたまごかけご飯好きですか?
日本人の食文化には欠かせない生卵。日本人は当たり前のように食べますが、実はこれ多くの外国人にとってはかなり違和感があるそうです。
よくよく調べてみると、日本は販売されている食品に対する品質管理体制が整っているため、スーパーで買ってきたお刺身や卵を加熱せず食べることができます。
諸外国では、食中毒などのリスクを避けるために、市販の卵は加熱して食べることを推奨されていることも多いそう。
卵だけでなくお刺身もそうですよね。今でこそ、お寿司が世界的な人気いなってきているため食べる人も増えてきましたが、やはり「魚を生で食べるなんて気持ち悪い!」と感じる方が多いようです。
外国人が驚く日本の習慣⑦ 温泉や大衆浴場で大勢の前で裸になる
日本では豊富な温泉が観光地として人気を集める他、大衆浴場やスーパー銭湯など入浴を目的としたスポットがいたるところにあります。
しかし、多くの外国人にとっては、他人と裸でお風呂に入る、という習慣はもちろんありません。
温泉施設であっても裸で他人と一緒にお湯につかるというのはかなり抵抗がありますし、異性の浴場に低年齢の子どもが親と一緒に入浴する、というのもかなり違和感があり反対意見が多くあるようです。
温泉自体は日本文化として人気ですし、はじめに入ってしまえば「気持ちいい!最高!」と温泉ファンになる外国人の方も少なくありません。ですが、恥ずかしく戸惑ってしまう方がほとんど。
そのため、最近では外国人観光客も楽しめるよう水着で入れる温泉施設などもあります。もし外国人観光客をアテンドする機会があったら、裸で入る温泉や入浴施設への抵抗感を理解し、配慮してあげたいですね。
外国人が驚く日本の習慣⑧ 宗教に無頓着
宗教に対して無頓着・無関心な日本人。多くの外国人にとっては不思議に感じるようです。
私自身、家には仏壇や神棚があり、クリスマスをお祝いし、元旦には初詣に行く、のが当たり前。まわりの知人や家族も同じです。
改めて考えると、確かに日本人は特定の教団に入信して教義を学んだり、信仰を深めることをあまり好まない傾向にあることを実感します。(もちろん、ご家庭・個人によって異なります)
世界では単一の信仰宗教をもつ人がほとんどなので、特に「信仰宗教がない」「こだわりがない」という日本人の姿勢に驚く方が多いようです。
まとめ:相互理解は日本文化を知るところから
今回は外国人が驚く日本の文化・習慣についてまとめました。
日本に住んでいるとなかなか気づかない日本独特の文化。外国の方とのコミュニケーションの際にはぜひこういった日本ならではの文化を知った上で、相手の気持ちや国の文化を理解したいですね。
最後までお読みいただきありがとうございました!