親子留学とはその名の通り、親子で一緒に海外へ渡り、英語や文化を学ぶ留学のことです。
語学留学経験のある方はもちろん、語学留学したいと思いながらも時が過ぎてしまった方は特に、親子で英語を学べる親子留学はとても魅力的ですよね。
しかし、大切な子供と一緒に留学!となれば、留学先の学習コースや滞在方法、留学にかかる費用など、気になるポイントがたくさんありますよね。
そこで今回は、おすすめの国や費用、滞在方法など親子留学の気になるポイントをご紹介していきます。
親子留学の体験談が満載のブログもご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
親子留学の対象年齢は?
対象年齢は3才以上が一般的
留学先によって様々ですが、3才以上の子供が受け入れ可能であることが多いです。
留学先によっては5才からなど対象年齢はまちまちですので、初めに確認しておきましょう。
プランによっては生後8ヶ月から参加できる親子留学もありますよ。
親子留学の期間は?
1週間からの短期親子留学
今人気なのは、短期親子留学です。短期親子留学では1~12週間程度から選べる場合が多いです。
留学先によってはコースの関係で2週間からのみ受け入れている場合もありますので、確認が必要です。
1年間からの長期親子留学
長期親子留学では1年間が最低留学期間となります。
国によって1月スタートや9月スタートなど開始時期が異なりますので確認しておきましょう。
親子留学の醍醐味は、親子で英語学習ができること
短期親子留学では、子供が保育園や小学校、語学学校で学習している時間に、親も英語のレッスンを受けるというパターンがほとんどです。
親子が同じ場所で学習できる留学先もあれば、別々の場所で学習する留学先もあります。
ただし別々の場合は、送迎がしやすいスケジュールになっているので心配はありません。
子供と離れるのが不安な方は、親子の学習場所を確認しておきましょう。
長期親子留学では、3つのパターンがあります。
- 子供が幼稚園や学校に通学し、親は保護者として同伴
- 子供が幼稚園や学校に通学し、親は保護者として同伴しつつ語学学校に通学
- 親が語学学校に通学し、子供は付帯家族として幼稚園や学校に通学
後半の2パターンでは結果的にできることは変わりませんが、ビザ取得の関係などで留学費用が安くなることもありますので、その点も事前に確認しておきましょう。
短期親子留学でも長期親子留学でも、せっかくの機会ですので親子それぞれが英語学習をすることを私はおすすめします。
親が英語を使っている姿や学校に通い英語を勉強している姿を見せることは、子供にとっても良い刺激となりますよ。
親子留学の滞在方法は?ホームステイかコンドミニアム
親子留学の滞在方法は、ホームステイか家具一式がついているコンドミニアムやレジデンスでの滞在が一般的です。
ホームステイのメリットとデメリット
メリット:費用が安い、3食付き、密な異文化交流、英語漬けの生活ができる、第2の故郷ができる、現地の生活を味わえる
デメリット:ホストファミリーに気を使い、気疲れする。ハズレなホストファミリーに当たると、親子留学が台無しになる恐れも。
コンドミニアムのメリットとデメリット
メリット:自由に過ごせる、自炊ができる、息抜きができる
デメリット:食費がかかる、英語漬けにならない
コンドミニアムは自炊が必要ですが、ホームステイでは食事を用意してくれることがほとんどです。
とはいえホームステイでも、一緒にスーパーへ買い物に行ったり、料理を手伝ったりできるので、食事の文化や習慣に触れることができますよ。
ただし、ホームステイではステイ先の家族とほとんどの時間を一緒に過ごすことになりますので、気疲れをしてしまう可能性は十分にあります。
特に海外では、日本ではあまりない家庭ルールが決められていることも少なくありません。
例えば、シャワーの時間が1人5分と決められている場合もあり、戸惑うこともあるでしょう。
私のおすすめはホームステイ
私が大学時代に留学をした時は、プランの関係でコンドミニアムしか選ぶことができませんでした。
誰の目も気にすることがなく自由に過ごせましたが、コンドミニアムに帰るとどうしても日本人のルームメイトと日本語で会話をしてしまいました。
同時期にホームステイをした友人に話しを聞くと、家でもステイ先の家族や子供と遊んだりバーベキューをしたりして、日本とは異なる家庭の文化に触れながら、常に英語漬けの生活ができていたようです。
また、帰国後もステイ先の家族との関係は続き、メールやカードのやりとりをしていました。
友人は「第2の故郷」ができたようだと喜んでおり、私はとても羨ましく感じました。
コンドミニアムは日中張りつめていた気持ちをリラックスできますから、親子共々安心できる空間を確保できるという点はメリットになります。
しかしせっかくの親子留学ですから、より異国の日常を体験できるホームステイでの滞在を私はおすすめします。
親子留学の具体的な費用は?
様々な留学会社を通して親子留学をすることができますが、今回はJCBの短期親子留学、アエルワールドの長期親子留学を例に、具体的な費用をご紹介します。
ここでの費用とは、通学費用・滞在費用・留学手配費用のことですので、航空券や海外保険料は含まれていません。
短期親子留学(2週間の場合)の費用
- バンクーバー(カナダ):約46万円
- ロンドン(イギリス):約53万円
- ケアンズ(オーストラリア):約55万円
- セブ(フィリピン):約41万円
長期親子留学(1年間の場合)の費用
- バンクーバー、トロントなど(カナダ):約500万円
- ゴールドコースト、ブリスベンなど(オーストラリア):約450万円
- シンガポール:約460万円
- オークランド(ニュージーランド):約280万円
- クアラルンプールなど(マレーシア):約240万円
費用だけで比べてみると、ニュージーランドで長期留学が比較的安くて、魅力的ですね!
筆者セレクトBEST3!親子留学におすすめの国
留学先を選ぶ際に気になるポイントはたくさんありますよね。
例えば、学習内容は英語のみなのか、その他の分野やフィールドワークが含まれているのか。
その土地の雰囲気や治安、観光地、教育水準、費用・・・
「結局何を優先したら良いかわからない!」というあなたに、私がおすすめする留学先とその理由をご紹介していきますよ。
親子留学におすすめの国、第3位はイギリス
個人的に私が大のイギリス好き・・・というひいき目を差し引いても、イギリスは親子留学におすすめしたい国です。
なぜならイギリスには大人はもちろん子供も楽しめる観光地がたくさんあるからです。
例えば、ハリーポッターのモデルとなった場所があることはもちろん、不思議の国のアリスやプーさん、ピーターラビット、くまのパディントン、トーマス、ひつじのショーンなど、イギリスは子供向け物語の有名キャラクターがたくさん生まれた場所なので、キャラクターに関連する観光地や施設が多くあります。
海外に行って自分の知っているものを見つけると嬉しいですし、何より平面でしか見たことのなかった世界の本物や本場を見た、という経験は貴重なものとなるはずです。
親子留学におすすめの国、第2位はシンガポール
シンガポールの一番のおすすめポイントは、圧倒的な教育水準の高さです。
シンガポールでは中華系の人種が最も多いため、中国語が公用語として話されています。
しかし、今では英語も中国語に引けをとらない程公用語として使用されているのです。
その背景には、学校やビジネスの場では英語を使用することを基本としている影響があり、2言語以上を話せる人が年々増えているのです。
そのためシンガポールでは、英語教育に実績のあるシステムの中で、英語を学ぶことができます。
また、中国語は英語に次ぐ第二の世界共通語になるのではと言われているほどですから、中国語に触れる機会があることもおすすめの理由です。
英語だけではなく、他の国の言語にも興味を示してくれると嬉しいですね。
治安も良いので、子供と一緒に行く親子留学でも安心して訪れることができますよ。
親子留学におすすめの国、第1位はカナダ
カナダは都会的でありながらも自然が豊かな国で、フレンドリーで優しい雰囲気があり、外国人でも過ごしやすい国だと言われています。
私の友人はカナダを含め様々な国を転々としていた時期がありましたが、「やっぱりカナダが一番過ごしやすかった。」と最終的に長期間カナダで暮らしていました。
また、英語には国によってそれぞれの特徴があり、アメリカ英語、イギリス英語、オーストラリア英語、カナダ英語の4つが代表的で、TOEICのリスニング問題ではその4パターンの英語が使用されています。
その中でも特に、カナダ英語が一番聞き取りやすいとよく言われているのです。
TOEIC問題集の解答には話者別に使用された言語が記載されています。
実際に私がTOEICの勉強をし始めた時、「ここは聞き取れた!」と自信のあった部分の言語を見ると、「これはカナダ英語、これもカナダ英語・・・あ、これもカナダ英語だ。」なんてことがありました。
カナダ英語は、アメリカ英語ほど巻きがなく、イギリス英語ほど揃いすぎず、オーストラリア英語ほどクセがなく、絶妙に聞き取りやすい発音なのです。
そのため、初めて実際に英語をたくさん使用する親子留学にはおすすめの国です。
参考記事:[親子留学 ハワイ編] 夏休みに短期でハワイへ親子留学しよう!費用は?メリットは?
親子留学のリアルな体験談!ブログ7選
実際にリアルタイムで親子留学をしている方や、親子留学を経験された方のブログをご紹介します。
気になる国のブログをチェックして、ぜひ親子留学の参考にしてみてくださいね。
Real 親子留学(カナダ)
シングルマザー海を越え・・・た!!(カナダ)
http://mamamamalife.hatenablog.com/
オランダドリーム 海外生活を経験しよう!(過去記事にイギリスあり)
https://ameblo.jp/miyupiro0712/
孤独な子育てから卒業!32歳からのフィリピン親子留学(フィリピン)
オーストラリアで保育士&親子留学ブログ(オーストラリア)
http://aus-hoikushi-oyako.com/
4歳児1歳児を連れて、NZへ親子留学してきました♫(ニュージーランド)
心がワクワクする国へ行こう!
さて、今回は親子留学のおすすめの国や費用、滞在方法などをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
気になるポイントは様々ありますが、一番の基準は、その国で子供と過ごす自分を想像したときに心がワクワクするかどうかです。
どこの国にもメリット、デメリットがあるのは当然です。
しかし、心がワクワクした国を自分で選んだという事実は、現地で不安や不満が起こったとき、それを乗り越える力となります。
妥協できるところは妥協しつつも、自分の気持ちに従い、素敵な親子留学にしてくださいね。