小さい頃から、いろいろな国の言葉に触れている子は、そうでない子に比べて、言葉の発音の区別がハッキリ分かることで知られています。
何歳から英語に慣れさせた方がいいかは、親の考えにもよりますが、早ければお母さんのお腹の中にいる胎児の頃から読み聞かせをした方が良いとも言われています。
それは極端かもしれませんが、私の経験から、赤ちゃんが生まれてからすぐに始めることをオススメします。それは、まだ気が付かないうちから英語に慣れさせた方が、違和感なく耳に入ってくるからです。
ここでは、朝・昼・夜のシーンに分けて、それぞれのシーンで覚えておきたい子育て英語フレーズ集10選をご紹介します。
朝のシーン
朝ごはんの支度やお出かけの準備など、朝は何かとバタバタしているものです。そんな中、我が子に英語で話かけるゆとりがないと思うママは多いはず。
それでも、少しずつ英語で話しかけることにより、お子さんは英語に慣れて行くものです。ここでは、朝のシーンで使う簡単なフレーズを10選びました。
ほとんどが「命令文」になっていますが、温和な口調で話しかければ、お子さんも喜んで反応してくれるでしょう。
Time to get up!
「起きる時間よ!」
朝、お子さんを起こしてあげるときは、柔らかい口調で言ってあげてください。
Did you sleep well?
「良く眠れた?」
こう話かけながら、お子さんの体調を毎日伺うと良いでしょう。毎日お子さんの様子を見ていると、変化にすぐ気がつくはずです。
Hurry up!
「急いで!」
ベッドから早く出てきて欲しいときや、朝ごはんに掛かる時間が長すぎるときにこのフレーズを使いましょう。あまりキツイ口調で言うと逆効果になるかもしれないので気をつけましょう。
Get dressed!
「着替えて!」
出かける前に、パジャマから服へ着替えるときに使うフレーズです。朝ごはんを食べた後やはみがきをした後など、タイミング良く声をかけてあげましょう。
Get ready!
「出かける支度をして!」
時間の感覚が全くないお子さんが、朝ごはんを食べるのが遅かったり、おもちゃで遊びだしたりしたとき、急いで欲しいときに使いましょう。
It’s time to go now!
「もう、出かける時間よ。」
出かける寸前にこのフレーズを使うことによって、お子さんはどこで何をするのかという、心の準備ができます。
Take a bite!
「一口食べて!」
朝ごはんをなかなか食べてくれず、お子さんがごはんを食べるのに協力的でないときに使うフレーズです。「一口でもいいから食べて!」という思いを込めて言いましょう。
Open your mouth!
「お口をあけて!」
小さいお子さんに食事を食べさせてあげるときに使うフレーズです。「あ~ん」と言いながら、ママの口もあけて言うと、より効果があると思います。
Yummy!
「おいしい!」
小さい子供が「おいしい!」と表現するときに、このフレーズを使います。お子さんに「美味しい?」と聞きたい場合は Is it yummy? と聞いてあげましょう。
Let’s tidy up!
「お片付けしよう!」
朝ごはんを食べた後、赤ちゃんにはこういうことによって「ママは忙しいのよ。」と知らせることになります。
また、お子さんが手伝える年齢になったら、一緒にお手伝いをしてもらうようにしましょう。
昼のシーン
お昼は、お子さんが一番活発なときです。自分勝手な行動を取らないよう、今のうちから少しずつ「しつけ」をしておきましょう。アメリカと日本の子供を比べた場合、どちらの国の子供たちもいたずらや失礼な言動は同じようにしています。ただ個人差はあるものの、しつけに関してはアメリカ人の親の方が厳しいです。”Good job!”「よく出来たね!」など、子供を褒めながら、以下のフレーズも使いましょう。
You are doing well!
「良くやっているね!」
お子さんが実際に目の前で何か一生懸命やっているときに、褒めてあげるフレーズです。あまり頻繁に使いすぎると効果が減るので、本当に頑張っているときに言ってあげましょう。
Tidy up your toys!
「おもちゃを片付けなさ〜い!」
強い口調ではなく、出来れば柔らかい口調で声をかけると、ちゃんと片付けてくれます。
Can you stop that, please?
「それをするのを止めてちょうだい。」
やって欲しくないことを止めてもらいたいときや、うるさいときに静かにしてもらいたいときに使うフレーズです。子供の目を見ながらハッキリと言うと効果があります。
Walking feet!
「歩きなさい。」(直訳で「歩き足!」)
基本的にアメリカではStop running! 「走らないで!」と否定的に言うのではなく、こう言う方が効果があります。学校の廊下やプールサイドなどで良く使われるフレーズです。
Wash your hands before you eat!
「食べる前に手を洗いなさい!」
出かけ先から帰ってきて、食事やスナックを食べる前に使うフレーズです。
Do you want to go to potty?
「おトイレに行きたい?」
アメリカではトイレのことを一般にbathroomや restroomと言いますが、子供がトイレに行くときはpottyという言葉を使います。トイレットトレーニング中は、ママが良く子供に言っているのを耳にします。
Do you want more rice (any food)?
「ごはん(その他の食べ物)をもっと食べる?」
ご飯をもっとおかわりしたいか聞きたいときや、もっと他に食べたいものがあるかどうかを聞くフレーズです。
Do you want me to pick you up?
「抱っこして欲しい?」
お子さんが疲れているときは、ママの抱っこが一番です。いつも抱っこしてあげるのは大変ですが、お子さんが疲れていると思ったら、このフレーズを使いましょう。
Can you say “Thank you”?
「”ありがとう”って言ってみて。」
お子さんに使って欲しい言葉は、小さいころから言わせるように少しずつしつけておきましょう。
Uh-oh!
「あらまぁ・・・」
お子さんが食べ物をこぼしてしまったり、おもちゃを壊してしまったりと、何かいけないことが起きてしまったときに使うフレーズです。
夜のシーン
夜寝る前の習慣は、小さい頃から身につけておくと、大きくなってからとても役に立ちます。同じようなフレーズでもニュアンスが違うので、その日の状況によってフレーズを使い分けてみましょう。
It’s time to take a bath!
「お風呂の時間よ。」
アメリカでは、朝シャワーに入るイメージがありますが、日本と同様、小さい子供は夜眠る前にお風呂へ入ります。それは、お風呂に入った後、ぐっすり眠れるからです。
It’s time to brush your teeth!
「歯を磨く時間よ。」
歯を磨きたがらない子供とママとのバトルは良くあります。このフレーズを言うことによって、お子さんが逃げ出さないといいですが。
It’s time to go to bed!
「ベッドへ行く時間よ。」
子供には疲れすぎる前に、出来るだけ早くベッドへ行くよう、声を掛けましょう。
Which book do you want me to read?
「どの本を読んでもらいたい?」
寝る前の読み聞かせは、子供との貴重な時間です。本を読むだけでなく、本の内容を説明しながら、知っている英単語を使って、出来るだけ英語に触れさせるようにしましょう。
You look exhausted!
「疲れているようだね。」
夜、疲れているということは「早くベッドへ行きなさい。」という意味合いも含まれています。
I am going to turn off the light.
「電気を消します。」
夜、寝る前に電気を消して暗くなることをお子さんにほのめかしています。
Sleep tight!
「ぐっすり寝てね。」
朝までぐっすり寝て欲しいという意味で、このフレーズが使われています。
Sweet dreams!
「良い夢を!」
夜眠る前、子供や恋人など、とても親密な関係のある人にだけ、このフレーズを使います。
Good night!
「おやすみ!」
日本人の誰もが知っているこのフレーズですが、夜眠る直前に言ったり言われたりすると、とても心が和みます。毎日の習慣にしましょう。
まとめ
いかがでしたか?ここでは、朝・昼・夜のシーンに分けて、それぞれのシーンで覚えておきたい子育て英語フレーズ集10選を紹介しました。
フレーズを使うときの状況や言うときの口調は、とても大切です。
一度習慣になってしまったら、使う状況や間違った言い回し口調を変えることは難しいので、これらのフレーズを使う前に必ず意味やニュアンスを理解しておきましょう。
また、英語でも日本語でも、フレーズを使うことが習慣になると、子供たちはフレーズを聞いただけで反応するものです。英語のフレーズが子育てにも役立ちます。
是非、使って見てください。