新しい令和時代が始まりました。その令和時代のサッカー界で最も注目されている若手選手を知っていますか?
FC東京の久保建英(くぼたけふさ)選手です。実は彼、小さいころから天才とささやかれ、日本だけではなく、海外からも注目されている選手なのです。
サッカーのことをあまり知らない人でも、彼の天才ぶりを聞くときっと彼の魅力に引き込まれることでしょう。
中学生のころからそれぞれの年代のサッカー日本代表に名を残してきた久保建英選手。2020年の東京オリンピックでの活躍も期待せずにはいられません!
では、今回は彼の魅力をサッカーの技術ではなく、語学力や学歴にそって紐解いていきましょう。
目次
高校生Jリーガー久保建英はどんな人?
まず、彼のプロフィールです。
所属:FC東京
背番号:15
ポジション:MF
以下はFC東京のオフィシャルウェブサイトより抜粋です。
突出したボールコントロールやテクニックを持ち、判断力に優れたゴールハンター。貪欲な姿勢でさらなる成長を目指す。
生年月日:2001年6月04日
出身:神奈川
身長/体重:173cm/67kg
血液型:A型
前所属チーム:横浜F・マリノス
現在17歳の注目度No.1の選手です。様々なサッカー解説者や指導者などからも絶賛されたサッカー技術を持っている将来有望な選手です。
久保建英の出身高校はどこ?
まずは、小学校からご紹介させてもらいます。久保建英選手の出身小学校がバルセロナの私立小学校になります。
元々、久保建英選手は川崎市立西生田小学校に通学していたのですが、小学校の4年生の時にバルセロナの下部組織に入団したのをきっかけに、母親と弟と一緒にバルセロナへ引っ越し、バルセロナ市内私立小学校へ転校し、卒業しました。
バルセロナに引っ越してからわずか2カ月後にはスペイン語を使いこなしていたそうです。
中学校もバルセロナ市内の中学校に進学したのですが、クラブの外国人選手獲得違反問題に巻き込まれて出場停止になってしまいました。
そのため中学校2年生で日本に帰国し、川崎市立西生田中学校へ編入し、卒業しました。
出身高校については、ネットでは東海大学付属望星高校や和光高校や日出高校、と噂されていますが、東京都内の全日制の高校に進学し、2017年にFC東京とプロ契約を結んだ現在は、通信制の高校へ編入したようです。
高校生Jリーガーの多くは、そういった通信制の高校で学びながらチームの練習に参加しているようです。
なぜ「天才サッカー選手」とか「和製メッシ」と言われるのか
彼の若さからして成績を見るだけでも「すごい選手なんだな~」と思いますが、彼のすごいところはこれだけではないのです。
彼は、2歳のころからお父様の指導の下、サッカーに親しんでいたそうです。小学生のころから周りの同じ年頃の子よりもずば抜けたサッカーセンスを持っており、活躍していたそうです。
そして10歳の時にFCバルセロナの下部組織カンテラの入団テストに合格し、お母様、弟さんと一緒にスペイン・バルセロナへ渡りました。
そして、建英君は早速そこでメキメキと天才としての頭角をあらわします。バルサの選手寮(マシア)でもすぐに人気者になりました。
もちろん、サッカーの練習でも同じ年頃の他の子よりも秀でたフットボール・インテリジェンスを持ちあわせていたと言います。つまり、技術だけではなく戦術面でも優れていたということです。
サッカーって全体を見渡し、状況判断をしたりと頭脳明晰な面が必要とされるスポーツですよね。今まで日本で活躍している選手たちのインタビューでの受け答えを聞いても「頭がいいんだな~」と思うことがよくありました。
こういったエピソードに加え、彼のプレースタイルがFCバルセロナのスタープレイヤー、メッシに似ていたということもあり、「和製メッシ」と呼ばれるようになりました。
まだ小学生のころに現地のメディアからのインタビューにスペイン語で答えている建英君の映像を見たことがありますが、あどけない表情でスペイン語を話しているのにびっくりしました。
中学生の時のインタビューではすっかりスペイン語を使いこなしており、いわゆる大物感が漂っています。帰国後のプレイ中でもスペイン語で外国人選手とやり取りをしたり、海外メディアからのインタビューも受けています。
久保建英は、どうやって語学力を身につけたのか?
英語を教える仕事をしている私から見ると、外国語を身につける人は何語であろうか、すぐに習得します。彼の場合はきっと、スペインに行く前にきちんと勉強しなきゃと机に向かって一生懸命文法の勉強をしたりはしていなかったと思います。
ましてや、当時は小学生ですし。だからといって、ご両親もそのような手段(座学)はとってなかったと思います。
外国語が堪能な方に共通して言えることは、ひたすら「使っている」ことです。彼をはじめ、みんながみんな最初から上手に話しているわけではないと思います。彼の場合は特にまだ若かったということもあり、すぐに順応できたのでしょう。
間違いを恐れずに、「正しく話す」よりも「正しく伝える」ことを意識すると座学から始めるよりは早くコミュニケーションできるようなります。
外国語を話すときは多少楽観的で大雑把な人の方が、習得するのに挫折しにくいと私は感じます。加えて、彼の場合は、言葉以外に「サッカー」というツールがほかにあったので、より身につきやすかったのかもしれませんね。
いずれにせよ、スペイン語を話さないと周りとコミュニケーションをとることができなかったら困りますから、必要に迫られて、という状況にあったというのも要因の一つとも言えます。
スペイン語の次は英語にも意欲を示す
そして、2018年に行われたJリーグ新人研修に出席した建英君は、村井チェアマンから余暇の有効利用についてたずねられると「スペイン語の次は英語を学びたい」と意欲を見せていたようです。
これは、彼が世界でプレイしていく中で「英語力が必要である」と感じているからでしょうね。
久保建英選手のサッカーの天才的なスキルや語学力は、きっと持って生まれたものやご両親の育て方によって彼の良さが最大限に活かされた結果なのでしょうね。彼なら、きっと英語もすぐ習得することができるでしょう。
関連記事:英語が上手い日本人スポーツ選手10人!英語インタビュー動画と英語習得法
まとめ
まだ若干小学生の時にその目の前にあるチャンスに飛びつき、見事それを手に入れて実績を残してきている日本人ってあまりいないのではないでしょうか。そこには、本人の強い意志があったのはもちろんのこと、家族のサポートが強靭なものだったと考えられます。
子どもはみんないろんな“天才”です。そして、私もこれを読んでくださっているみなさんと同じ子育て真っ最中の身です。我が子の夢を絶対的な愛情をもって応援していきたいものですね。“天才”の芽を摘むことがないように。