NHKラジオで大人気の英語ドラマ『リトル・チャロ』のストーリーをまとめた本をご存知ですか?
テレビで英語で子犬の物語が放送されているのは知っていましたが、しっかりと見たことがありませんでした。
本屋でたまたまこの本を見つけ、子供が興味を持ったので購入しました。
私の小学生の娘が英語学習でどんなふうにこの本を取り入れているのか、お勧めしたい点を4つご紹介します。
目次
リトル・チャロで英語学習① 英語と日本語が分かれている
この本の一番良いところは、英語と日本語が分かれているところです。英語の文章のすぐ下に日本語訳がついているということがありません。
本の前半部分にストーリーが英語で書かれていて、後半部分にその和訳があります。そのため、英語学習の際に、英語だけの文章を子供に見せることができます。
従来の日本の学校教育の英語の教え方だと、英語を読んで日本語に訳することがほとんどでした。しかし、子供の時からこの作業をしてしまっては、「英語を日本語にする」という思考回路を作る訓練にはなっても、英語を話したり書いたりといった応用ができるようになるのは難しくなるでしょう。
この本なら、英語の物語を英語だけで楽しむことができます。そして、内容理解をもっと深めるために、後で日本語部分を読むなど、子供の英語力や興味に合わせて使い方は自由自在です。
我が家では、子供が小さい時から日本語と英語の絵本を毎日寝る前に1冊ずつ読んでいます。英語の絵本の中には、始めは英語だけで最後のページに日本語があったり、物語の簡単な翻訳が書かれた小さな冊子がついているようなものがあります。
子供のお気に入りの「リトル・チャロ」もそんな英語絵本の感覚で読み進めることができます。
リトル・チャロで英語学習② 理解しやすいセリフ
英語学習を始めたばかりでは、知らない単語が多いものです。大人だと知らない単語があまりにも多いと、途中で読んだり聞いたりするのが嫌になります。
子供の場合、もちろん知らない単語が多いのは同じですが、知らなくてもある程度の時間は聞いています。それは日本語を学ぶ時と同じように、たくさん聞いてその中から分かることを増やしていっているからです。
そうは言っても、大人でも難しいと感じるような単語ばかり並んでいては、全く理解できず楽しいとも思えなくなります。
「リトル・チャロ」は理解しやすいセリフになるよう、言葉が選ばれています。そのため、聞きやすく、理解しやすい構成になっています。セリフは短めで、子供がすぐに真似したくなるほど。私の娘もすぐに真似して、どんどん英語の語彙力が伸びていくのが分かります。
リトル・チャロで英語学習③ ストーリーが面白い
「リトル・チャロ」のストーリーは、大人も子供も楽しめる内容です。子犬の冒険がテーマなので、小さい子供が自分も冒険しているような感覚を持って物語にのめり込んでいきます。
親も子供の英語学習にと思って読み始めて、自分も好きになっていくかもしれません。物語の続きがどうなるか気になるので、子供が「次のエピソードも読みたい」とよく言うほどです。英語教材は面白ければ面白いほど、子供が勉強とは思わずにどんどん読んだり見たり、聞いたりして英語を吸収していきます。
そして、ただ英単語を暗記するのと比べて、ストーリーの中で出てきた単語やフレーズを文脈の中で覚えるので、後で思い出しやすくなります。単語やフレーズの使い方は、ストーリーの中でどう使われていたか知っているので、英単語を知っているだけではなく、英語を使えるようになります。
リトル・チャロで英語学習④ 他の媒体でも楽しむ
本を読むだけではなく、別売りのCDでストーリーを聴くこともできます。CDで聴いてから本で英語を確認することもできるし、本で読んでから復習の意味でCDを聴くこともできます。
様々な媒体を利用して英語学習を進めることで、子供が飽きずに楽しみながらできます。小学生の娘はこの本以外にも、電子辞書で「リトル・チャロ」のストーリーを聴けるのが気に入っていて、私から勉強するよう言わなくても、自発的に聴いています。
他にもリトル・チャロのシリーズ本が発売されています。「完全版2 To Chicage」や「完全版3 Broadway Miracle」です。完全版1でお子さんが興味を持っていたら、完全版2と3も英語学習に活用してみましょう。
まとめ
「リトル・チャロ」は、子供が楽しみながら英語を学べる教材の1つとしてとてもお勧めです。リトル・チャロが気に入れば、シリーズ本を読み進めるのも良いですし、テレビやCDなども活用しながら、リスニング学習にもつなげていくことができます。
子供と一緒にお父さん、お母さんもリトル・チャロを見て、英語学習するのも良いかもしれません。